20代半ばの頃、三河湾で職場の先輩にディンギーY15に初めて乗せてもらったとき、ホテル横の灯台下に停泊するクルー ザーの姿に魅せられてしまいました。30ft超の艇が主流の今日からすれば、小さなJOG(多分BW21)でしたが、当時の私には十分に優美でリッチな雰 囲気が感じられ、いつかクルーザーに乗りたいとの思いを抱かせました。
翌年、職場の同僚に誘われてキャナル25に乗せてもらう幸運に恵まれ、GWにいきなり鳥羽〜 蒲郡の帰路にクルーザー初体験をさせてもらいました。ところが、当日は出港間もなく雨が降り始め、クルー経験のない私は雨具の用意もなくキャビンに降りて 雨を避けたのですが、向い風の中で艇が波頭に乗って海面に落ちるときの船体(ハル)も割れんばかりに船底を打つ衝撃に恐怖感が募り、ひどい船酔いに襲われ て立ち上がることも物を掴むこともできないマグロ状態でした。